子どものスキンケア|高崎市にある小児科 小児科メイメイくりにっく

子どものスキンケア

子どもの皮膚の特徴

小どもの皮膚は大人の皮膚と比べて薄く、バリア機能も未熟なため、デリケートです。摩擦や刺激に敏感で、食べこぼしやよだれ、汗によるトラブルが起こりやすいのも特徴です。

  • 皮膚のバリア機能とは ①水分などの喪失防止機能 ②異物(有害な化学物質や微生物など)の侵入防止機能 ③紫外線からの保護機能 などです。

スキンケアの目的

スキンケアには、皮膚を清潔に保ち、しっかりと保湿することによりバリア機能を高め、乾燥や様々な刺激から保護し、健康な肌を維持するという目的があります。

スキンケアの実際

皮膚を洗って清潔にすること、その後には必ず保湿を行うことが基本です。「こすらずに優しく洗い、よくすすぐ」が鉄則です。なお、熱すぎるお湯は皮膚の乾燥を助長しますので、シャワーやお風呂の湯温はぬるめに設定しましょう。

1洗う

  • 低刺激性の洗浄剤をよく泡立てて
  • 手のひらや指の腹を使って優しく
  • 首、脇の下、肘や膝、鼠径部などのしわみぞもよく伸ばして、皺の奥まで洗う
  • 頭皮は頭皮専用の低刺激性シャンプーで洗った方がよいでしょう

2すすぐ

  • ぬるめのシャワーで
  • すすぎ残しがないように、皮膚の皺や溝の部分もしっかり洗い流す
    • お風呂の温度も38-39度のぬるめにし、長時間の入浴は避けましょう

3拭く

  • やわらかいタオルで、優しく押さえるように(摩擦は美肌の大敵です!)
  • 皮膚の皺や溝、皮膚が重なる部分(陰嚢いんのうの裏など)にも水分が残らないように

4保湿する

  • 季節を問わず保湿剤を使用しましょう
  • 保湿剤にはローション、泡、乳液、クリームなどがあり、季節や塗る場所、使用感の好みで選べます
  • タオルドライ後なるべく早く、できれば5分以内
    • 保湿剤は、少し湿っているときに使用すると効果が上がります。入浴後すぐに使用できない時には、低刺激性の化粧水などで皮膚を湿らせてから塗ることもできます
  • 保湿剤は朝晩の2回使用することが基本ですが、乾燥が強い場合には3~4回塗ると効果が上がります
  • 保湿剤約0.5gで成人の手のひら約2枚分の面積に塗ることができます
    塗り終えた後、皮膚がテカッとする、または、ティッシュペーパーが貼り付く程度も使用量の目安となります
    • チューブ:成人の人差し指の先端から1つ目の関節の長さまで出した量が約0.5gに相当
    • 瓶入りのクリーム:成人の人差し指の先端から1つ目の関節の1/2の長さまですくった量が約0.5gに相当
    • ローション:手のひらに1円玉大の大きさに出した量
  • お子さまが自分で塗れる場所は自分で塗ってもらうことにより、入浴後のスキンケア習慣を身につけることができるでしょう

保湿剤の塗り方についてはこちらもご覧ください。
https://www.maruho.co.jp/hoshitsu/

5紫外線対策

紫外線は皮膚にダメージを与えることが知られています。紫外線の強い時間帯(10時~15時)の外出は避けるのが無難です。特にベビーカーを利用するような小さいお子さまの場合には、地面からの紫外線反射だけでなく反射熱による熱中症発症リスクの増加にも注意が必要です。

紫外線の強い時間帯に屋外活動を行う場合には、つばの広い帽子や長袖・長ズボンを着用することも検討しましょう。また、刺激の少ない「紫外線散乱剤」のみを含む日焼け止めを使用することも検討します(子ども用として販売されている、石鹸で落とせる日焼け止めがよいでしょう)。

スキンケアに期待できること

適切なスキンケアを行うことにより、健康な皮膚の状態を維持することができます。健康な皮膚は、皮膚本来の機能

  1. ① 外界からの異物の侵入を防ぐ
  2. ② 水分の喪失を防ぐ
  3. ③ 汗の分泌による体温調節
  4. ④ 老廃物の排泄
  5. ⑤ 適度な量の皮脂分泌により細菌や真菌(カビ)の過剰な繁殖や感染を防ぐ

を十分に発揮し、下記のような皮膚トラブルを起こしにくくなります。

ただし、皮膚トラブルが生じてしまった場合には、保湿剤のみでは改善することが難しいため、早めにご相談ください。

スキンケアで予防できる代表的な皮膚トラブル

  • 乳児湿疹
    生後間もなくから1歳頃までにみられる赤ちゃんの湿疹の総称です。新生児ニキビ、脂漏性湿疹、乾燥性湿疹、かぶれ、あせも、などを含みます。どの赤ちゃんにも多かれ少なかれ見られますが、適切なスキンケアを行うことにより皮膚のバリア機能が改善され、オムツ皮膚炎などのトラブルも生じにくくなります。
  • アトピー性皮膚炎
    保湿を中心とするスキンケアにより皮膚のバリア機能を良好に保つことで、アトピー性皮膚炎の発症だけでなく、食物アレルギーの発症も抑えられる可能性が示されています。たとえベースにアトピー性皮膚炎があったとしても、こまめに保湿を行い適切にケアすることにより、症状は軽く抑えられます。
  • 乾燥性湿疹
    痒み、赤みが生じます。スキンケアに加えて、適切な強さのステロイド外用薬を使用することで改善します。
  • あせも
    汗をかきやすい部位(首すじ・腰回り・肘や膝の内側)にできることが多いです。涼しく風の通りやすい服装をすること、適切に冷房を使用すること、汗をかいたときにはこまめに着替えたりシャワーを浴びることが対策の第一歩です。シャワーを浴びた後は、必ず保湿剤を使用しましょう。
    小さいお子さまは、冬場でもチャイルドシートやランドセルなどとの接触部位にあせもを生じることがあります。
  • とびひ
    乾燥性湿疹、あせも、虫刺され、怪我などの痒みにより皮膚を搔きむしってしまい、細菌感染することにより起こります。病変部をひっかいているうちに全身に広がっていくため「とびひ」と呼ばれます。爪を短くし指先までよく洗うこと、湿疹や傷は掻かないように注意すること、スキンケアを行うことにより皮膚トラブルの少ない健康な肌を保つことで予防できます。
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