お知らせ
2014.09.16
肺炎球菌ワクチン:補助的追加接種について
肺炎球菌は、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などの原因菌です。さらに深刻なのは、
本来無菌である血液中や髄液中に細菌が侵入する敗血症、髄膜炎などは2歳未満の
乳幼児でリスクが高く、後遺症を残したり時には死に至ることもあります。
小児用肺炎球菌ワクチンが定期接種(国が接種を推奨するワクチン)に導入され、
7価ワクチンの網羅する血清型肺炎球菌による感染症は1/2程度まで減少しましたが、
ワクチン血清型に含まれないタイプの肺炎球菌による感染症の割合は当然増加、絶対数も
増加している、との報告があります。
2013年11月より、従来の7価の肺炎球菌ワクチンから新しく13価のワクチンに
切り替わりました。2013年10月までに従来のワクチンの接種をすべて終了した乳幼児
に新しいワクチンを追加接種することにより、より多くの型(肺炎球菌の種類)に対して
予防効果が期待できます。
追加接種は任意ワクチンの扱いとなり、全額自費(当院では12000円で承っております)
となりますが、重篤な肺炎球菌感染症から大切なお子様たちを守るため、積極的に接種を検討
してはいかがでしょうか?
ただし、6歳未満のお子様が対象です。