高崎市にある小児科 小児科メイメイくりにっく

お知らせ

2016.09.12

インフルエンザ予防接種をご検討の保護者様へ ~ よくある質問

よくご質問いただく項目をまとめてみましたので、参考になさってください。

1.インフルエンザの予防接種は何歳からできますか?
  
  生後6ヵ月以降から接種できます。しかし、一般的に低月齢児ほど抗体のつきが悪い、
  つまりワクチンの効果が十分に期待できないことが知られています。お子さまご本人が
  既に保育園等で集団生活をしているなどの場合を除いて、ご本人の接種よりもご家族の
  接種を優先し、「家庭内にインフルエンザを持ち込まない」ということで間接的に
  お子さまを守ることができます。ですから、1歳未満のお子さまについては積極的に予
  防接種をオススメしていません。

2.予防接種を強く勧められるのはどのような人ですか?
  
  ・生後6ヵ月以上で、インフルエンザ罹患により悪化する可能性がある基礎疾患(喘息、
   心疾患、免疫不全症、慢性腎疾患、糖尿病など)を持っている方 
  ・集団生活により流行の影響を受けやすい方(保育園、幼稚園、学校にに通っている方)
  ・65歳以上の方、老人ホームなどにお住まいの方、またその職員など
  ・インフルエンザ患者と接する機会の多い医療従事者など

3.接種を勧められないのはどのような人ですか?

  ・強い卵アレルギーのある方(卵の除去、負荷中の方は主治医の先生とご相談を)

4.妊娠中でも接種できますか?

  これまで、妊娠中の方については保存剤(チメロサール)の添加されていないワクチン液が
  使用されてきました。今シーズンは諸事情によりチメロサールの添加されていない製品は製造
  されません。日本産婦人科学会では、妊娠中の方もためらうことなくインフルエンザワクチン
  の接種をするように、と勧告しています。当院でも、安定期に入り産科主治医の先生の許可が
  いただけている妊婦さんには、お子さまと一緒に接種させていただいております。

5.ワクチンの予防効果はどの程度ですか?

  インフルエンザワクチンの有効率、つまり、接種するとインフルエンザにかからなくて
  すむ率はおよそ70%前後です。インフルエンザワクチンには当たり年、ハズレ年があり、
  この数値は若干変動します。いずれにしても他のワクチンと比較すると有効率は低いです。
  しかし、インフルエンザワクチンに期待されていることはインフルエンザに100%罹患
  しないことではなく、もしかかっても重症化を防ぐことです。肺炎や脳炎・脳症などの重い
  合併症を防ぐのです。特に乳幼児に多いインフルエンザ脳症については進行も早くインフル
  エンザ治療薬では間に合わないことが多いです。
  今のところ、ワクチンが最も有効な防御手段と考えられています。

6.インフルエンザワクチンにはどのような成分が入っていますか?

  その年の流行株を予測しA型2株、B型2株、合計4株が入っています。つまり、4つの型
  について免疫がつくように作られています。
  今シーズンの製造株は下記のとおりです。

    A/カリフォルニア/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
    A/香港/4801/2014(X-263)(H3N2)
    B/プーケット/3073/2013(山形系統)
    B/テキサス/2/2013(ビクトリア系統)

7.ワクチンの免疫はどのくらい持続しますか?

  接種1~2週間で抗体が上昇し始め、2回目接種の1ヵ月後頃がピークです。
  3~4ヵ月後には低下し始めます。
  およそ接種5ヵ月くらいまでは効果があります。

8.いつまでに接種をすませたらよいですか?

  早い場合には11月頃から流行が始まりますので、10月以降早めに接種するのが
  ベターです。特に受験生は1月~2月中旬に予防のピークを持っていきたいものです。
  12月中に接種し終わるように計画しましょう。13歳以上の方には通常1回接種を
  行っていますが、受験生等でご希望の方には2回接種も行っております。

羊
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